パラメディック119救急救命士たちの待機室

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誰も分かってくれない…
誰も分かってくれない…と言うお話を更新しました。

自殺未遂、手首を切ってのと言うお話の続き、同じ傷病者がこのまた翌週に同じように手首を切って自殺を図った際に出場した事案です。

先日の新聞記事で奈良県や千葉県に引き続き、東京都でも妊婦の受け入れ先病院がなかなか決まらず結局、赤ちゃんが死産に至ったと言うニュースが流れています。周産期医療関係者が「それはいつものことです」と言うコメントなどもテレビニュースで流れていました。いつものことですね確かに…。地方に限らず大都会でもこのような状況が起こっていると伝えるマスメディア…。だからそういう状況だってこのサイトでも他にも現場医療関係者のサイトやブログでみんな訴えているのに…。

この現場のお話は妊婦さんの事案ではありませんが、精神科疾患をお持ちの傷病者で搬送先病院が1時間半もの間決まらなかった事案です。統計などがある訳ではありませんが、現場にいる救急隊員としては、搬送先病院がなかなか決まらない事案としては産科よりも圧倒的に多いのが精神科疾患をお持ちの方を扱った際だと思います。このお話で紹介しているような事案は、どこにでもある事案だと思いますが、特に都会の救急隊なら必ず経験していると思います。

この記事に対するコメントをお待ちしています。みなさまのご意見も聞かせてください。現場にいる救急隊のみなさんはもっとひどい事案いくらでもあったのではないですか?
posted by: パラ吉 | 緊迫の救急現場 | 10:50 | comments(18) | trackbacks(0) | はてなブックマークに登録はてなブックマーク - 誰も分かってくれない… | この記事をTwitterでつぶやくこの記事をtwitterでつぶやく
受け入れ拒否の問題はマスコミにさかんに取り上げられていますが、なぜかと言うべきか、やっぱりと言うべきか、産科に限られますよね。

ホームレスの搬送拒否をトップニュースにしろとはいいませんが、精神疾患に関わる搬送拒否はもっと大きく取り上げてよいように思います。マスゴミが知らないわけはないんですから。
問題がデリケートだからという逃げ口上で、実際には触りたくない部分なんでしょうね。誰が飛んで火にいる夏の虫なんかやりたいかよって。マスゴミなんてそんなもんでしょ。
| 流浪人 | 2007/09/29 9:41 AM |
受け入れ先が見つからない。なんて今に始まったことじゃないですよ・・・脳外疾患でレベルが下がっていく中、病院を10も20もあたったこともあります。家族に怒鳴られ、罵倒され。精神疾患既往の外傷患者、特に自損なんて受け入れ先は皆無に等しいですね・・・。こんなことをする医者や病院が救急病院・救急医って偉そうにしてる。そんな毎日がストレスですね・・・
| 救急休憩士 | 2007/10/04 12:31 AM |
パラ吉様

初めまして。
突然の書き込み、失礼致します。
私、株式会社扶桑社が発行しております『SPA!』という週刊誌にて、編集業務を委託されておりますライターの宮下浩純と申します。

現在、弊誌におきまして
〔モンスター小市民急増〕被害リポート(仮)
という企画を進めております。
国民の「良心」を前提に設定されている『公共』サービスなどを逆利用するモンスター利用者の特集でございます。従来は、利用者の視点に立った特集が多いのですが、今回は、あえてサービスを提供する側の方々のお立場からの企画として考えております。

そこで、是非ともパラ吉様にお話をお伺いさせて頂きたいと願い、不躾とは承知しておりますが、ここに書き込みを致しました次第でございます。
救急車をタクシー代わりに利用するなどの事例が取りだたされ、トリアージ制度を採用する自治体も今後増えていくことと思われます。また、現場では救急隊員の方々に対する暴行も増え、PTSDを患われる隊員の方もいらっしゃると伺っております。
そういった、モラル低下の現場と、今後の救急医療のあり方について、現場の方のご意見を是非とも賜りたいと願っております。

つきましては、もしお時間を頂戴出来ますようでしたら、お手数ではございますが、一度私宛てにメールを頂けますでしょうか?
折り返し、詳しいお話をさせて頂ければと思っております。

ご多忙中、誠に恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
| 宮下浩純 | 2007/10/05 11:09 AM |
救急隊員 光と影という本でも紹介されているように私達は表に立って発言するという機会はありませんが・・・
消防の組織の中でも救急はあまり歓迎されません
こちらも誰も分かってくれないと思うときがあります
精神疾患の自損・飲酒加害事案・かかりつけなしの出産事案
整形外科の救急・眼科救急
収容困難事案はたくさんあります
正式に取材するのであれば消防組織に対して取材をしたほうが良いと思います
| goose | 2007/10/06 4:33 PM |
初めまして。
自損の受け入れが皆無に等しいのは言い方が悪いですが厄介だからなのでしょうか??
妊婦さんの場合だと産科医不足が問題なんでしょうが・・・。

何の為の救急なのか分からないですね。
いくら救急車が早く到着しても病院が決まらなければ報われないですよね・・・。
お疲れ様です!!
| みち | 2008/06/12 11:53 PM |
>何の為の救急なのか分からないですね。

それもこれも善意で運営されている救急に医療ミスだなんだとリスクを押しつけてきたツケです。
救急に能力を発揮してほしいというのなら善きサマリア人に罪を課さないようにご協力ください。
|   | 2008/06/13 9:25 AM |
確かに今の医療ではすぐにミスだミスだと言われ訴えられます。
ある医師は過重労働の上に感謝されることもなく、逆に文句若しくはミスと言われて疲弊していると聞きました。

リスクを押し付けることがなければ救急の受け入れが悪くなることもきっと避けられたんでしょうね。
歪みを感じます。
| みち | 2008/06/20 2:41 AM |
長い話になりますが…。10数年前のことです。嘔吐が酷くて吐き続けのため、夜10時ごろ、救急隊に来てもらいました。実はその2時間前に時間外で受診したのですが、処方薬では治まらず、状態も悪くなるばかりだったので。隊の方がその病院へ当たってくれましたが断られ、何軒か当たってもらってようやく出発したのは30分後。受け入れてくれた病院で明け方近くまで点滴を受けて帰宅。ところがまた嘔吐。昨夜の病院へ連絡をとり、朝一で診察を受け、入院に。ところが次の日になり、精神科の受診歴があることから、腹痛を訴えていても取り合ってもらえず、その病院で診てもらってくれと一方的に退院を迫られました。しかも紹介状を持たせるだけで、病床の確認もしてくれず、時間外へかかってくれと。救急隊への依頼もしてくれませんでした。仕方なく私が自分の車で2時間もかけて、時間外へかかりましたが、既に自力では歩けず、意識も朦朧としていました。しかしその病院も、この程度ならまだ自宅で大丈夫!と帰宅を迫られました。また2時間かけて帰宅して、大の男の人を3階まで運べるほどのガタイのいいタイプでは無いので、入院を依頼しましたら、満床を理由に精神科メインの病院を紹介されました。一応救急搬送はして貰えることになり、お世話になりましたが、救急隊の方には「この状態でよそへ回すかなぁ…」「でもあの病院はよくあるんだよね」と言われました。20分ほどの搬送で到着したのですが、すでに血圧は60/30と下がってしまい、動脈の確保がされ、モニターをつけて…という物々しい状態でした。「なぜ時間外でかかった病院がこの状態で回してくる!?」とドクターも怒ってました。結局2時間後、息を引き取りました。まだ30歳前の主人でした。仕事のストレスで1度自殺未遂はしましたが、その後は落ち着いていました。でも病院はたらい回しにしました。救急でなくてもたらい回しなんです。
事務として病院に勤めるようになり、あのたらい回しが死に繋がったんだと確信しました。どこもかもが面倒だからとたらい回しにしたんです。精神疾患があるから…と。それが現実なんです。
| どらにゃん | 2008/08/02 10:19 PM |
病院に勤務する中で、Dr.の過重労働には驚かされます。入院を受けていた頃は夜中でもお構いなしに薬を貰いにインターホンが鳴る状態でした。入院を締めた今でも時間外に電話が鳴ります。町医者である以上、断りきれません。昼まで診察があり、ご飯も落ち着いて食べる間もなく、夕診迄の間に往診や訪問看護、土日の研修会に学会、休みなんてほとんどないのが日常です。体調が悪くても休むこともできず、点滴うちながらの診察も多々あります。過労死寸前の状態です。
たいして緊急でもないのに、平気で電話をして来るのは救急を呼ぶのとなんら変わりありません。患者側のモラルのなさが浮き彫りです。
| どらにゃん | 2008/08/12 10:28 PM |
横柄な医者。横柄な患者。
こいつらのせいで真面目な医者と緊急の患者、そして救急隊員の皆さんが苦しむ。
悲しい。悲しい。
| a | 2008/09/01 11:17 AM |
また古い記事に恐縮ですが、仰るとおり、この患者に問題があります。
この人もうつ病では無く境界性人格障害です。
「私の事わかってくれないなら死んでやる!」と手首を切りますが、ただの当てつけですので、本当に死ぬ事はまずありません。
うっかり動脈まで切ってしまうことがあるだけです。
現場で止血できる程度なら、「ではこれで手当は終わりましたので」と帰ってしまって平気です。(そうはできないのかも知れませんが。リストカッター=境界性人格障害ではありませんので、本当に死ぬ気の人もいますし・・・。状況の全体像を見れば判別できますが、手首を切った人を止血だけして帰ること自体が世間一般には通らないでしょうね。全然自殺未遂なんかではなく、日常茶飯事なのになぁ。自傷行為ってただのストレス解消法ですよ。)
構ってもらえるとわかれば、余計に周囲を困らせるような事をして、どこまで自分を見捨てないか試します。
ほっといた方がいいのです。
この彼氏も最初こそ彼女の味方ですが、そのうち「またか」となって救急車を呼ぶ事もなくなります。

しかし精神科通院歴のある患者をひとくくりに断るのは、言うまでもなく別問題です。
知識のない医療従事者があまりにも多すぎるという問題もありますが、しかし精神科の急性期の患者に手がかかるのは確かで、一概に病院を責めてばかりもいられません。
やっぱり行政の問題なのですが、自立支援法や介護保険を見れば明らかに、厚労省の本音は「納税できない奴は死ね」です。
結局現場の最前線の人におはちが回ってしまうんですよね・・・。
| しゅらとまりあ | 2008/11/02 10:32 PM |
しゅらとまりあさま

精神科関連記事へのたくさんのコメントありがとうございます。

精神科領域は私もなかなかとっつきにくく確かに知識の薄い部分だと思います。勉強しますね。

確かにご指摘の通り、うつ病という病名は多用されていると思います。

コメントを頂きそういえば…と思い出した事案があります。人格障害の方でまさに典型という方を扱って時のお話しを作成中です。
| パラ吉 | 2008/11/15 1:14 PM |
ごめんなさい。1月下旬に初めてお世話になってしまいました。
…精神科通院歴があると断られるんですか。だから私の時も最終的に都立病院のERになったんですね。
鎮痛剤の多量摂取でした。前日に治療した歯が疼いて仕方なく痛み止めを服んだのですが、気がついたら全部(おそらく50錠以上)なくなってました。
通報は自分でしましたし、断じて自殺未遂ではないのですが、救急隊の方が何度も「なんかいやになっちゃった?」とか「死んじゃおうかなと思った?」とか、うなずいてしまえば自殺未遂になる質問を繰り返されたのが悲しかったです。
でも鎮痛剤まとめてすぐ服めるようにしたのも私ですし、自殺願望がないわけではないので。
始めはタクシーで適当に総合病院に行こうと言っていたのですが、時間が経つに連れ意識がハッキリしなくなってきたのでお願いしてしまいました。
点滴と炭の水を胃にいれる処置で帰宅できました。
翌日、お世話になった救急隊の方にはお礼の電話しました。本当にごめんなさい。ありがとうございました。
| ちゃお | 2009/02/08 2:10 PM |
『誰もわかってくれない』をみて、私も心が痛みました。私は、手首も頚部も切りました。
精神病を患っているというだけで、アパートでしゃがみこんだ状態で、警察官三人に取り囲まれて「あんたみたいなのがいるから、税金がきちんと使われないんだよ」とヤクザのような脅しをうけました。
一度、どうしようもつらくなってリチウムという錠剤を多量に飲み、彼氏に救急車をよんでもらいました。そのときは夜で、灰色のパジャマを着ていたのですが、救急隊のスタッフの方から「あんたねえ、そんな暗い服きてるから余計な事を考えるんだよ、派手な服を着ろよ!!」と怒鳴られました。

私の住む県は、唯一絶対というほど救急を断らない県です。亡くなる命を救おうと『こうのとりのゆりかご』という産婦人科のシステムもできました。

私は『誰もわかってくれない』んじゃない『自分の立場をもっと理解する努力が必要だ』と常々思っています。…私も救急の看護師だったのです。一人の急患の為にただでさえギリギリの病棟スタッフを追い詰めあまつさえ、入院している患者さんをも命の危険にさらすことはできません。
ただ、こうやって私達は疲労し、壊れていくのかも知れませんね。どうか国や県、医師会が病院そのもののシステムをかえてくれることを祈るばかりです。
医療スタッフが、命を救うことだけに集中できるシステムに…。
| 躁鬱病の患者です | 2009/12/11 3:06 AM |
すみません先ほどの追加です。
患者さんのたらい回しのなかで、ご家族や患者さん、病院側の怒りや焦りの、矢面にたたれているスタッフの方々、本当に大変だと思います。でも、あなた方の必死の努力で救われてる人々がいます。
どうか、私みたいに、負けないで、逃げないで、戦ってください。勝手な言い分でごめんなさい。
| 躁鬱病の患者です | 2009/12/11 3:16 AM |
扶桑社のライターの方が書いておられましたが、救急隊の方でPTSDを発症されるってあるんでしょうか?
消防の方で火災現場で「危うく死ぬ」ような場面に遭遇されたとかならわかりますが。
PTSDの概念をきちんと知らない人がライターの仕事で、あやふやな知識のまま記事を書く。
恐ろしいことだと思いましたので敢えて書かせていただきました。
単なる恐怖体験ではPTSDにはなりません。
「命の危険」があったかどうかが最大のポイントです。
似非PTSDが増えると本当のPTSD患者が迷惑します。
マスコミの方はよく勉強して下さい!
| ちゃお | 2010/01/02 4:55 PM |
ちゃおさん
救急救命士標準テキストではこう書いてありました。

災害などで強い衝撃や恐怖などの急性のストレスにより、その直後ではなく、遷延した反応として、何かを契機に当時の悲惨な状況に呼び戻されるなど、種々の精神症状が出現することが古くから知られている。

命の危険だけじゃないみたいですよ。
| りゅう | 2010/08/16 1:44 PM |
精神科医でも誤解が多いのですが、「命の危険を感じた」時にだけPTSDという名前をつけることになっています。
ただし、名前と実際の治療には関係がありません。
あるのは研究の時だけで、重要なのは患者の症状が改善する事です。
ですから精神科ではあまり明確に病名を告げる事がありません。
こちらがとても参考になると思います。
http://kokoro.squares.net/psyqa1733.html
| しゅらとまりあ | 2010/08/17 10:58 PM |









         
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