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重症患者の救急搬送時間、ワースト50件中12人が死亡2008.11.19 Wednesday
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2007年に東京都で救急搬送された重症患者のうち、119番通報から医療機関に収容されるまでにかかった所要時間ワースト50のケースで、少なくとも12人が死亡していたことが13日、総務省消防庁などの調査でわかった。
中には、医療機関への照会回数が33回、搬送先に到着するまでに2時間56分かかった後に死亡していたケースもあり、救急医療体制の深刻な実態が改めて浮かび上がった。
総務省消防庁と厚生労働省が同日、民主党の長妻昭政調会長代理の調査要求に対し説明した。ただ、搬送時間と死亡との因果関係は不明で、長妻氏はさらに調査を求めている。
照会回数が33回に上ったのは、90歳代の女性患者で、「誤えん性肺炎」で亡くなり、搬送から死亡までの日数は2日だった。「呼吸不全」で亡くなった80歳代の男性患者は、照会回数が21回で、搬送時間は2時間32分で、死亡までの日数は1日だった。長妻氏は「死亡までの日数が短い事例では、早く搬送されていれば、助かった患者もいたのではないか」と話している。
また、死亡した12人のうち、搬送時間が長かった3人は火災や水の事故のケース。照会回数が3回以下と少なく、発生時に通報があり、救急隊が現場で待機したため、収容までの時間が長くなったと見られる。
搬送後に回復して退院した事例でも、照会回数が50回、搬送に要した時間が4時間49分のケースや、照会回数が26回、搬送時間が4時間27分だったケースがあった。総務省消防庁によると、東京都では07年に、転院搬送も含め約5万人の重症患者を救急搬送している。
(2008年11月14日 読売新聞より引用)
11月14日の読売新聞掲載記事です。当サイトでも救急隊の病院との連絡体制と言う記事や診たくないから診察拒否と言う記事などでも触れてきましたが、ここへきてやっとマスコミにもこの問題が注目され、世の中に伝えられるようになりました。
私も現場ではすぐ近くに他の救急病院がたくさんある大都市部だからこそ断られてしまう傾向が強いとずっと感じていました。20件、30件受け入れ先が決まらず現場で1時間、下手すれば2時間近く病院を探し続けたなんて経験は私にも何度もあります。ただ、東京のワースト1となると5時間近く受け入れ先が決まらなかったと言うのはさすがに驚きです。
こういった報道もあってか、東京では新しい病院連絡システムの動きが出てきました。受け入れ先が決まらず泣いている救急隊、さらにもっと泣いているのは傷病者たち。今回の報道や最近話題になっているたらい回しの問題がひとつの機会になって今の状況が改善すればよいのですが。
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パラメディック119>救急救命士たちの待機室
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