パラメディック119救急救命士たちの待機室
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他の病院に…とはいきませんよね?
 患者による病院内での暴言や暴力が問題になっています。中には怪我をさせられる医師や看護師、病院職員もいるとのこと。院内暴力はあまり表ざたにならず、自分のところの患者さんだからと泣き寝入りになることも多かったようですが、断固とした態度で臨むと言う医療機関もあります。

 私たち救急隊も傷病者やその家族から暴言を吐かれることは良くあること、中には暴力を受けることもあります。こういう人たちには断固とした態度で臨むべき、どこの消防署もそのように対応しています。…とは言い切れないのが現実であったりもして。。かつて泣き寝入りの事案があったなんてことも聞いたことがあります。今でも地域によっては事なかれと泣き寝入りしているようなところもあるかと思います。

 この日の活動は元・暴力団の男性、病院内で暴力を振るっていた訳ではありませんでしたが、裸になり、全身の刺青を見せ付けた上で病院相談員の男性を恫喝していました。断固とした態度で対応していた相談員の男性は本当にたいへんそうでした。この相談員が隊長に呟くように言いました、他の病院に…とはいきませんよね?気持ちは痛いほど分かりますが、ここは病院なんですけど。。そんなお話を救急救命士の仰天現場報告に更新しました。

 院内暴力も私たち救急隊に対する暴力も、現場にいる者たちで解決できるものではありません。組織で、みんなで対応しなくてはいけない問題です。暴力に屈してしまう、泣き寝入りしてしまっては誰も現場で戦えなくなってしまいます。現場の人間がひどい目にあっている時、我が身のこととして戦ってくれる上の人が必要だと思います。

 救急隊のみんさん、現場で戦っている医療従事者のみなさんの職場はいかがでしょうか?守ってくれる人、戦ってくれる人はいますか?この記事に対するご意見、ご感想、みなさまの体験談などなどたくさんのコメントをお待ちしています。
posted by: パラ吉 | 仰天救急現場報告 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
女に手を挙げる男なんてのは
出場した飲食店の前にはパトカーが停車しており、若い男は警察官に囲まれ事情聴取されていました。彼に殴られた若い女性は血だらけ、彼に殴られ受傷したのでした。

鼻の骨が折れていた彼女、警察官に訴えるつもりはありませんと彼をかばい続けるのでした。救急隊員の現実女に手を挙げる男なんてのはと言うお話を更新しました。

この記事に対するご意見・ご感想をお寄せください。たくさんのコメントをお待ちしています。

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posted by: パラ吉 | 救急隊員たちの現実 | 21:52 | comments(3) | trackbacks(0) |
だって可哀想じゃない
ある川の河川敷、この川の辺にはたくさんのホームレスが生活しています。ホームレスの支援をするボランティア活動をしているという女性からの要請、ベンチで倒れているホームレスと思われる男性をどこかに搬送してほしいと言うもの…。救急隊が男性に声を掛けてみると…男性は気持ちが良かったから寝ていただけとのことでした。

だって可哀想じゃない、だから要請したと言う女性、何かが違う気がしてしまいます。救急救命士のため息現場に公開しました。

この記事に関する皆様からのご意見・ご感想をお寄せください。たくさんのコメントをお待ちしています。

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posted by: パラ吉 | 救急救命士たちのため息現場 | 16:08 | comments(5) | trackbacks(0) |
また路上生活に戻るつもりかい?
また路上生活に戻るのかい?というお話を救急隊員たちの現実に更新しました。

公園で動けないからと通行人に119番要請を依頼した男性はホームレス、正確には元・ホームレスでした。社会復帰を促す支援施設に入居していたのですが、お酒を原因とし、施設長とトラブルとなり、自ら施設を飛び出したのでした。

行くところに困ったのでしょう。救急車を呼んで入院できる病院に行くつもりのようでした。そんな風には事は運ばないのが世の中ってもの。私たちが搬送した病院で「帰って問題なし」の判断が下ります。

病院の待合室、迎えに来た施設長は…。

ホームレスの支援などサポート体制が足りないといわれる世の中、果たしてどこまでのサポートが必要なのでしょうか。

この記事に対するご意見、ご感想など皆様のご意見をお待ちしています。たくさんのコメントをお寄せください。

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posted by: パラ吉 | 救急隊員たちの現実 | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
<搬送拒否>消防に賠償命令 奈良地裁
  奈良県橿原市の中和広域消防組合の救急隊員が、同県大淀町の男性(44)が頭にけがをしていたのに病院に搬送しなかったため、意識不明の状態になったとして、男性と家族が同組合に治療費や慰謝料など計約2億5230万円の損害賠償を求めた訴訟で、奈良地裁(坂倉充信裁判長)は27日、同組合に計約1億3860万円の支払いを命じる判決を言い渡した。坂倉裁判長は「救急隊員は必要性の判断を誤り、搬送すべき義務に違反した。搬送していれば、(意識不明状態という)結果を避けることができた」と、男性側の主張を全面的に認めた。

 判決によると、男性は06年11月15日午前2時10分ごろ、橿原市の橿原警察署の敷地内を酔って歩いているところを同署に保護された。駆けつけた救急隊員は声をかけたり、顔に付いた血をふいたりしたが、緊急を要する症状ではないと判断、搬送先を探さなかった。

 駆け付けた家族は、同署の東隣にある県立医大付属病院への搬送を希望したが、隊員は「かかりつけじゃないと、なかなか診てくれない」「アルコールが入っているので、受け入れ先がない」などと説明。家族は、不搬送の承諾書に署名、男性を連れて帰宅した。ところが男性は帰宅後に容体が急変、午前11時ごろ県立医大付属病院に運ばれ、脳挫傷などと診断された。男性は現在も意識が回復しない状態が続く。

 判決では、搬送について「顔面や衣服に付着するほど出血し、発見当初と比べて意識障害の程度が重くなっていることを容易に認識できた」などと必要性を認めた。家族が不搬送承諾書に署名したことについては「依頼したのにできないとされた結果として、やむを得ずした対応」として、家族が搬送を拒否したとは認めず、救急隊員は搬送する義務を免れないとした。

 男性側の弁護士は「極めてまれな事例だが、よほどの理由がない限り搬送すべきだという当たり前の判決だ」と述べた。

 中和広域消防組合の橋本雅勇消防長は「主張が認められなかったことは誠に遺憾。今後の対応を慎重に検討したい」とのコメントを発表した。

2009年4月27日毎日新聞より引用


 救急隊は119番通報要請されれば搬送を原則とすることが改めて確認された判決です。また家族の署名など何の根拠にもなり得ないということも改めて確認されました。

 「アルコールが入っているので、受け入れ先がない」と搬送を拒否したとされる救急隊にも問題はあったと思いますが、アルコールが入っていると受け入れ先がなかなか見つからないのは事実です。これは厚生労働省の調査でも明らかです。「今日の当直医はお酒を飲んでいる方は診ない方です」とか、「当院はアルコールが入っている方は診ない方針ですから」などそんな理由で断る医療機関もあるのです。医療機関にも診察を求める者がいる場合、診察を断ることはできない原則があるはずなのですが…。

 とは言え酩酊者を受け入れると…、以前こんなことがありました。
救急隊員「救急隊です、患者さんの受け入れ要請なのですが」
看護師「今、先ほど○救急隊が搬送してきた酔っ払いの患者さんが暴れているの、医師も看護師もみんなそちらにかかっています、受け入れはできません、私も電話に出ている場合じゃないのよ!」
ガチャ…ツーツー…電話が切れた。酔っ払いを受け入れた場合、こんなことがたいへん多く、この病院の受け入れはストップしてしまいます。それどころか、他の患者さんの診察もストップしてしまいます。私たち救急隊が一部の奉仕者でないのと同じように、医療機関だって一部の患者のためにある訳ではありません。診察を求めるものがいる場合、診察を拒むことはできないという原則を守るためには、一部の酔っ払いにかかりきりになるなんて許されないことなのです。ただ、現実はかかりきりにならざるを得なくなってしまう…。アルコールが入った人はなかなか受け入れることができないずです。

 救急隊は要請されれば駆けつけ搬送せよ、医療機関は患者を受け入れよ、その原則をしっかりと守れ!それを追求することも必要でしょう。ただ、それを守るための体制作りが置き去りになっていると感じずにはいられません。トラブルや訴訟のリスクにさらされ現場が疲弊していっています…。

 大人だから飲むことができるアルコール、だからこそトラブルを起こさず、怪我などもせず自分で自分の足で自宅に帰る、これこそ自己責任なのでは?そんな当たり前も今一度確認したいものです。

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posted by: パラ吉 | 救急関連ニュース | 09:23 | comments(7) | trackbacks(0) |
大腿頸部骨折、下手すりゃうん千万円だぜ
 自転車と歩行者の交通事故現場に行った時のお話です。大腿頸部骨折、下手すりゃうん千万円だぜと言うお話を救急隊員たちの現実に紹介しました。

 80代の女性は女子大生の運転する自転車と接触し転倒しました。正確には運転手の持っていたカバンと触れたみたいですが、お年よりはこの程度のことでも転倒するし、さらに尻餅程度でも大きな怪我をすることもあります。

 大腿頸部骨折、お年寄りに頻発する骨折、そして予後が悪い…。自転車で人に怪我をさせた時、みなさんはそんな準備をしているでしょうか?自転車での事故?大きな怪我ではない?いや…、今回のお話のおばあちゃんだって歩けるまで回復したかどうか?賠償金は、下手すりゃうん千万円です。

 この記事に対するご意見、ご感想をお寄せ下さい。みなさまからのたくさんのコメントをお待ちしています。
posted by: パラ吉 | 救急隊員たちの現実 | 16:21 | comments(4) | trackbacks(0) |
夫婦ケンカの果てに
  駆けつけた現場は激しい夫婦ケンカによる怪我人、夫婦ケンカの果てに傷病者のお宅はそれは凄まじい状況になっていました。そんなお話を緊迫の救急現場に紹介しました。

 夫婦ケンカによる怪我人の下に駆けつけることは時々あるのですが、この時の現場は特別でした。マンガによくある激しい夫婦ケンカ、物が飛ぶ演出がありますが、あれは本当です…。本当に信じられないものが飛交う夫婦ケンカが世の中にはあるのです。

 この記事に対するご意見、ご感想をお寄せ下さい。私も実は物が飛交うとんでもなく激しい夫婦ケンカをしたことがあるなんて体験談も大歓迎です。たくさんのコメントをお待ちしています。
posted by: パラ吉 | 緊迫の救急現場 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
AED 自動体外式除細動器
 救急救命士が活用する資器材にAED自動体外式除細動器があります。かつて医師以外では救急救命士に特定行為として認められていたAEDによる除細動ですが、現在では一般市民の応急処置の中においてもAEDによる除細動が認められるようになりました。

 一般市民にも解禁された要因としてAEDが軽量、コンパクトになり、さらに性能も向上、誰でも安全に使用できるようになったこと、救急救命士制度が始まり、救急現場で除細動が行われるようになり、救命される人が増えたことなどがあります。さらに大きなきっかけになったのがスポーツ好きで知られた高円宮さまの突然死、高円宮さまも心室細動により亡くなられたと言われています。

 現在ではAEDは駅や空港、公民館や図書館など人が多数出入りするよく見かけるようになりました。大きなスポーツ大会などではAEDを携行したボランティアが心室細動に陥った人を救命したなんていうニュースもよく聞くようになりました。

 AEDの使い方、AEDのこれから、普及、訓練、こんな変わったところに設置されていた、AEDを使用したことでこんな救命事案があったなどなど、AEDに関する皆様からのご意見などをお寄せ下さい。皆さまからのたくさんのコメントをお待ちしています。
posted by: パラ吉 | 救急車の積載資機材 | 14:56 | comments(1) | trackbacks(0) |
救急車はタクシーではありません
 救急車をタクシー代わりに使う人、モラルのない救急車の要請、救急車の適正利用が訴えられる近年です。救急車はタクシーではありませんと言いたくなることは多々あれど、この時ばかりは隊長が本当に言ってしまいました。

 救急車をタクシー代わりに使うようなため息現場のお話はたくさん紹介させていただいていますが、タクシーじゃないんだから、救急隊員たちは思っていてもなかなか言えません…。

 この記事に対するご意見・ご感想をお待ちしています。あまりにひどい要請理由につい「救急車はタクシーじゃねえ!」と叫んでしまった経験などたくさんのコメントをお待ちしています。
posted by: パラ吉 | 救急救命士たちのため息現場 | 00:01 | comments(5) | trackbacks(0) |
倒れた松村邦洋さん救助、国士舘大のモバイルAED隊
  22日の東京マラソンで心筋梗塞(こうそく)から倒れたタレントの松村邦洋さん(41)を救ったのは、ボランティア参加していた国士舘大の医療救護スタッフだった。同大によると、心臓に電気ショックを加えて蘇生させるAED(自動対外式除細動器)を持ったモバイル隊を沿道に配置し、通報から1分足らずで救命活動を開始できたという。
 国士舘大によると、コース15キロ地点付近にいたモバイル隊(同大OBの救急救命士2人)が、ランナーから「人が倒れている」と通報を受けた。自転車で約300メートル離れた現場へ急行し、意識不明の松村さんにAEDの電気ショック2回、心臓マッサージ、酸素投与などの蘇生措置を施した。松村さんはその後意識を取り戻した。
 同大は当日、スタッフ101人で沿道救護に当たっており、松村さん以外にも心肺停止状態になった男性ランナー(35)の命を救ったという。広報担当者は「日ごろの実践教育が生かされた。次回も要請があれば喜んで参加したい」とコメントしている。

2009年3月26日毎日新聞より引用


 22日の東京マラソンにて一時、心肺停止状態に至ったタレントの松村邦洋さんは現場で行われた早期のCPR、AEDによる除細動が功を奏しすぐに意識までを回復したという。

 今更ながら早期の心肺蘇生法、除細動がいかに効果が大きいかを痛感されられました。バイスタンダーが傷病者の予後に大きく関わる要因であることがこの事例からも本当に良く分かります。

 松村さんには早く元気になってもらってまた活躍してもらいたいものです。

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posted by: パラ吉 | 救急Q&A | 10:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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